業者選択時の要着眼点


分譲マンションにお住いの場合、有事に真っ先に思い浮かぶ連絡先は管理業者であり、一部のアパートであれば家主さんへの連絡が基本というのが一般的な捉え方です。勿論双方への状況報告は欠かせませんが、トイレのつまりという早急な復旧対応が不可欠なトラブルの場合、第三者をワンクッション介しての復旧作業の手配となれば、時間的なロスや迅速確実な対応が約束されないリスクが否めません。早朝深夜であれば対応時間外となり、受話器の向こうは呼出音もしくは留守録応答となればラチがあきません。やはり24時間年中無休態勢で待機から出張対応が約束された、トイレを含む水回り専門業者の連絡先をキープしておく準備作業が欠かせません。

近所の水回り業者、あるいは一戸建て住宅であれば施工担当業者なども緊急連絡先として思い浮かびますが、上記と同様24時間対応は望めません。更には更に下請けや関連業者に現場対応を委ねる流れになれば、連絡からの初動に無用なロスタイムが避けられません。更には小規模の業者の場合、現地での現状確認からの復旧作業に際し、必要なパーツを持ち合わせておらず、取り寄せに日数を要してしまう展開が想定されます。緊急時に最初に連絡する業者の選択に際しては、これらの展開を想定の上、確かな実績が評判の専門業者を最終候補先に選ぶ、冷静な見極めが欠かせません。

危険な素人判断と対応


トイレつまりの対策として、今日100円均一ショップなどでも手軽に調達が可能です。「詰まってもこれさえあれば大丈夫」とお考えの方々も少なくありませんが、こうした簡易器具で仮に一時的に復旧出来たとしても、トラブルの根源となるポイントを根本から修復したとは言えません。あくまでその場限りで一時的に流れる状況を確保したに過ぎず、特に外部から目視確認出来ない箇所で何らかの異変が生じている場合、専門業者による然るべき復旧作業が必要です。

主に想定される原因としては、やはり排水管の内側を何らかの異物が塞いでいる、あるいは更に深刻な状況として、排水管自体が亀裂などの破損個所を生じており、適正な水流が確保出来ていない状況などが挙げられます。これは私達素人が便器の排水口付近にどれだけ手を加えたとしても、直接適切な処置を施す事は叶いません。前期の簡易ツールを繰り返し用い、誤魔化しながらの使用期間が中長期化すれば、見えない箇所の状態をより悪化させるのみならず、復旧に際してもより大掛かりな作業と、それに伴う費用負担の双方を手招きし兼ねません。素人判断の危険性を十分理解の上、些細な事と臆せず、速やかに専門業者へまずは第一報を届ける姿勢が求められます。

冷静な状況観察が大切


普段通りに水を流した数秒後、トイレの詰まりなる「最悪な現実」に直面した誰もが最初に見えるリアクション、それは狼狽に他なりません。焦ってパニックからタンクに水が溜まり切るのを待てずに、幾度も繰り返しレバーを操作してしまった経験をお持ちの方は、断じて皆さんだけではありません。対してある程度冷静に状況を把握出来た場合、下手に何もしてはならないが故、現状の好転もまた望めぬ絶望感に襲われてしまうのも、トイレのつまり特有の恐怖感です。自宅、訪問先、店舗内の共同施設、公衆トイレなど、時と場所を選ばずにこのリスクは、意地悪にも私達を待ち構えているのです。

仮に店舗のトイレであれば、そっとスタッフに「水洗状態の不調」なる表現で伝えた上で、その場所を離れるのがベストですが、自宅となれば第三者にその後を委ねる訳には行きません。こうした状況を想定から、緊急時にまずは電話連絡から適切な初期対応を仰ぐ事が出来る、専門業者の連絡先をチェックしておく事をお薦めします。トイレ内に電話番号を表記しておけば、即連絡から現状を伝え、皆さんが為すべき対応の指示に従い、更なる悪化を防ぎ現状維持から、緊急出動対応が依頼出来ます。大切なのは冷静の状況観察からの速やかなSOS発信に他なりません。

予測困難なトイレのつまり


家庭内で忘れた頃に生じるのが、電気製品や水回りなど、日常生活に必要不可欠なツールや施設のトラブルです。蛍光灯の電球切れ程度であれば、買い置きが見当たらず一時の不便も交換作業で程無く解決しますが、業務上使用中のパソコンのダウンとなれば状況は深刻です。こうしたトラブルは最初に自己対応を試みる事からの早期解決も十分可能ですが、建物施設内に組み込まれた水回りのトラブルとなれば、話は全く違って来ます。とりわけ台所や風呂場のトラブルの場合、調理や入浴に支障が生じてしまいますが、それでも外食やいわゆる買い食い、外の入浴施設の利用どなどで、不自由ながらも復旧までの期間を凌ぐ事が出来ますが、これがトイレとなると話は違って来ます。

トイレの詰まりは時を選ばず、突然生じる非常に厄介かつ深刻なトラブルです。トイレットペーパーを大量に流し過ぎた訳でも、誤って異物を流した覚えも無いにも関わらず、自らの目の前で生じるあの状況は、思わずパニック手前の心理状態に追い込まれる程の切迫感に迫られます。そして何より、一刻も早い復旧が必要不可欠である理由は、今更述べるまでもありません。

ここでは以下、不運にも自身が使用直後にトイレのつまりが生じてしまった場合、どのような初期対応が望まれるのか、そして専門業者への解決以来がなぜベストな選択肢なのかなど、万一に備える上で必要な基礎知識をお伝えします。トイレのつまりは「明日は我が身」の深刻なトラブルの筆頭格です。